約2年前のバンクーバーでの、ふと思いだす大事なことをブログに起こそうと思います
バンクーバーでの語学学校での授業は、speaking,reading,grammer,vocabulary,
などを、午前8:45〜午後3:30までびっちり行います。大体の授業は最初はついていけないので、授業終了後の図書館や家での自己学習がとても大事になってきます。そのため、クラスメイトとの励まし合いは本当にありがたいものでした。また、2週に1回ある昇級試験のようなものがあり、みんながそこに全力で勉強していました。だから、特に真剣な生徒は、図書館で3時間と自宅で2時間とか普通に勉強していました^^
そんな中、私も周りの応援や向上心も手伝って、最終的にはレベル4からレベル6へ上がることができました。
レベル4の授業はとにかく楽しくて
レベル5の授業はしっかりきっちり復習して遅れながらもやっとついて行って
レベル6はもう何となく理解できればいいや ぐらいの心境でした 笑
あ、speaking と grammerだけは得意です⭐️
(因みにレベル6は現地の高校生くらいの英語力だそうです)
そして、今回お伝えしたいのは、レベル6での映像から内容を読み取る授業でのことです。
先生は、イギリス出身の方で、語学学校の先生をしながら、ご自身も大学で勉強をしており、「勉強は一生するものだ」言葉でも背中でも教えてくださる方でした。(カリスマ性がある一方でついて来れない生徒は特に気にしないというスタンスもあったので、生徒にとって好き嫌いはありましたけど)
でも、そこでの授業は衝撃的なものばかりだったので、今日はその一つを紹介させてくださいね。
とあるテレビ番組の実験映像が流れます。内容は、一人の被験者が、大きなパーティに招かれ、ある人から頼まれごとをされ、それを引き受けます。実は、その頼まれごとをしたことにより、いつのまにか自分が殺人事件の関与者になってしまっていたのです。周りの人達は、みんなでその殺人事件を揉み消そうと試みます。そんな中、殺してしまっていたと思っていた人物が息を吹き返したのです。殺されかけたと知ったその人物は激怒し、感情的になった自分を落ち着かせるためビルの奥上の端に座ります。そこで、殺人事件の関係者約8人は、一人の被験者に「君が彼の背中を押せば彼は死ぬ。全て丸く収まる」「大丈夫。絶対バレない」「私たちはあなたの味方だ。君は英雄だ。」と口々に言うのです。
この被験者は、汗だくになりながら言いました。「NO」「僕にはできない。すまない」 そして、彼はその場をゆっくりと立ち去りました。
実は、殺されかけた人物の足にはロープが巻かれており、たとえ最後に被験者がこの人物の背中を押したとしても、宙吊りになって後から助けられるので、死ぬということはなかったのです。
しかし、このあと、衝撃的な言葉が画像に出ました
「7割の被験者が最後にこの人物の背中を押した」と、、、
被験者は10人ほどだったそうです。
7割の中には、嬉々として背中を押した被験者もいれば、本当に自分の意思ではやりたくないと思いながらも泣く泣く被害者の背中を押す被験者もいました。
このテレビの視聴後、私と隣にいたクラスメイトは目を大きく開けてお互いの顔をみました
「嘘でしょ❗️信じられない❗️」という感じで、、、
最後に、先生からは、「noと言える人になりなさい。環境や周りの人に流されてはダメです」というようなことを言われました(ニュアンス❔ 笑)
世の中に、殺人事件や、法律に裁かれないまでもよくないことをされる人って、環境がすごく大きいと思うのです(東野圭吾さんの小説を読んでいてもよく思うのですが)
だけど、人と違う意見をもつということ、たとえ一時的に孤独になることがあっても自分の正義を正義と貫くことができれば、悲しい結末にはならないと思うのです。
もし、心に響くことがあれば、何か参考にしていただければ幸いです。
まず、自分がその場から抜けるという勇気を持つことが、自分と世の中の平和に繋がると思います。

雨続きの後の空は、より青空が美しく魅力的に見えます。^^
周りと意見を違えて、不安や孤独が来ようとも、やがて新しく魅力的な世界が広がるのではと、、、